フライパンを買い替えるとき、「テフロン加工って有害?体に良くないの?」と気になったことはありませんか。
フライパンの加工には、こびりつかない便利さと引き換えに、加熱時の有害物質が心配されるものもあります。
かといって、鉄フライパンは重くてお手入れが大変そうで手が出しにくい、という方も多いと思います。
だいふくりさわが家では、そんな悩みからイタリア製の「バッラリーニ フェラーラ」フライパンを選び、3年使い続けています。
今回は、3年間の実体験と合わせて、口コミ・種類の違い・気になる有害物質の有無について解説します。
バッラリーニ フェラーラとは
引用:楽天市場
バッラリーニは、イタリア発祥の調理器具ブランドです。
1889年創業、130年以上経つ今も、イタリアの工場で原料加工から生産まで一貫して自社で行っており、現在はドイツの老舗刃物・キッチンウェアメーカー、ツヴィリングの傘下ブランドとして展開されています。
フェラーラシリーズは、御影石のような見た目が特徴のグレーのフライパンで、PFOA・重金属・ニッケルを使用していない点が公式に明記されています。
IH・ガス火の両方に対応しており、食洗機も使用でき、使い勝手が良いです。
金属ヘラが使用可能なことも、毎日の料理にはうれしいポイントです。
わが家の実体験:3年使ってわかったこと


わが家では、このフェラーラのフライパンを3年使い続けています。
とても使い勝手よく使用していましたが、使っていくうちに、主にフライパンの裏側から焦げ付いたような跡がついてきました。


ただ、フライパン自体の色が濃いグレーのため、個人的には正直あまり気になりません。
重さは、以前使っていたフライパンよりも重めです。
その分、コンロの上でガタつくことがなく、安定して調理できる点は気に入っています。
フェラーラは「1〜2年でコーティングが剥がれてくっつくようになった」という声を見かけることもありますが、わが家では3年経った今も、内側の焦げ付きにくさに大きな変化は感じていません。
使用頻度や洗い方による個人差もあると思いますが、ひとつの実例として参考にしてもらえたらと思います。



裏側の見た目の変化はありますが、
毎日の調理には支障がありません。
| 商品名 | バッラリーニ フェラーラ フライパン |
| 素材 | アルミニウム グラニチウムエクストリーム(フッ素樹脂加工) |
| サイズ | 20・24・26・28cm(わが家は20cm使用) |
| 製造国 | イタリア |
| 熱源 | IH・ガス火対応 |
| 食洗機 | 対応(公式表記、わが家は手洗い) |
| 安全性の表記 | PFOAフリー・重金属フリー・ニッケルフリー |
| 税込価格 | ¥3234〜 |
| 特徴 | ・底が厚くて安定感がある ・独自のグラニチウムコーティング ・金属ヘラ使用可能 ・PFOA・重金属・ニッケルフリー |
お手入れ方法


わが家では、使用後にキッチンペーパーで油をひと拭きしてから、洗剤で手洗いしています。
食洗機は使える?
バッラリーニ フェラーラは食洗機対応と公式に記載されていますが、わが家では長持ちさせたいという思いから手洗いのみで、食洗機は使ったことがありません。
バッラリーニのシリーズ・種類の違い
バッラリーニのシリーズは、大きく2つのタイプに分かれます。
グラニチウムシリーズ(フェラーラ・サリーナ・トリノ・ローマなど)
引用:楽天市場
御影石のような見た目が特徴のグレーのフライパンです。
独自の「グラニチウムコーティング」は、PTFE(フッ素樹脂)をベースに、鉱物(ミネラル)を配合して石のような硬さと耐久性を持たせたコーティングです。
こびりつきにくさが長持ちし、金属のヘラも使用できます。
フェラーラが属するグラニチウムコーティングには、実は性能のグレード差があります。
フェラーラは「グラニチウムEXコーティング」という中間グレードで、こびりつきにくさが基本のグラニチウムコーティングより長持ちするタイプです。
同じEXグレードには、見た目がよく似たトリノ・ローマもあります。
違いは熱源とハンドルの素材です。
| シリーズ | 熱源 | ハンドル |
|---|---|---|
| フェラーラ | IH・ガス両対応 | 樹脂 |
| トリノ | IH・ガス両対応 | ステンレス |
| ローマ | ガス火専用 | ステンレス |



性能はほぼ同じなので、
ハンドルの見た目や重さの好み、IHを使うかどうかで
選ぶとよさそうです。
なお、サリーナはこの中でも最上位の「Ti-Xグレード」で、フェラーラ・トリノ・ローマとは耐久性のランクが異なります。
セラミックシリーズ(サリーナ セラミック・バーリ セラミック・ノーラ セラミックなど)
引用:楽天市場
PTFEを使用しない、セラミックのノンスティックコーティングが特徴のシリーズです。
こちらのセラミックシリーズは、金属ヘラはNGとなっております。
調理の際は、木製やシリコン製の柔らかいヘラを使用することが推奨されています。
| シリーズ | コーティング | 特徴 |
|---|---|---|
| フェラーラ | グラニチウム(PTFEベース) | ・御影石調 ・金属ヘラ可 ・耐久性重視な方向き |
| サリーナ トリノ ローマ | グラニチウム(PTFEベース) | ・フェラーラと同系統 ・サイズ・形状違い |
| サリーナ セラミック バーリ セラミック ノーラ セラミック | セラミック(PTFEフリー) | ・PTFE不使用 ・よりナチュラル志向の方向け ・金属ヘラ不可 |



わが家のフェラーラは、この中のグラニチウムシリーズにあたります。
PTFEという言葉だけを聞くと不安に思う方もいるかもしれませんが、
その点は次の「有害物質・安全性」のパートで詳しく解説します。
有害物質は含まれている?安全性を解説


「テフロン加工=体に悪い」というイメージを持っている方もいるかもしれませんが、まずPFOAとPTFE(フッ素樹脂)は別の物質だという点を整理しておきます。
PFOA(パーフルオロオクタン酸)は、かつてフッ素樹脂を製造する過程で補助剤として使われていた物質です。
分解されにくく、環境や体内に蓄積しやすい性質があることから、2019年にPOPs条約(残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約)の規制対象に追加されました。
日本でも2021年に化審法によって製造・輸入が原則禁止されています。
つまり、現在国内で流通しているフッ素樹脂加工のフライパンは、そもそもPFOAを使わずに作られているのが前提ということです。
バッラリーニのフェラーラも、パッケージに「PFOAフリー」「重金属フリー」「ニッケルフリー」と明記されています。



「テフロン加工だから不安」ではなく、
「その中でPFOAなどの有害物質が使われていないか」を確認するのが
大事なポイントだと感じています。
参考:環境省「パーフルオロオクタン酸(PFOA)について」
Eurofins「PFOAはどのように規制されている?これまでの動向と合わせて解説」
口コミまとめ
いくつかのサイトの口コミレビューを見てみると、次のような声が見られました。



少量の油でも食材がしっかり滑り、焦げ付かず快適に使えた!
(ギズモード・ジャパン)



深さがあるので、鍋物やおでんなど汁気のある料理にも使えて便利。
(ギズモード・ジャパン)



熱ムラが少なく、すばやく温まって調理しやすいけれど、重さが気になり、新品時から食材がくっついた。
(マイベスト)
わが家の実体験と照らし合わせると、重さについてはどのサイトでも共通して挙がっていたポイントでした。
ただ、わが家ではその重さがコンロでの安定感につながっているので、必ずしもデメリットだけではないと感じています。
参考:ギズモード・ジャパン「フライパン、1つしかない方が逆に良い」
マイベスト「バッラリーニ フェラーラ フライパンをレビュー」
よくある質問
Q. バッラリーニ フェラーラの寿命はどれくらいですか?
A. 「1〜2年でコーティングが剥がれた」という声も見かけますが、使用頻度や洗い方によって個人差があります。
わが家では3年使用していますが、こびりつきにくさに大きな変化は感じていません。
長く使いたい方は、金属ヘラの使用や空焚きを避けるなど、コーティングへの負担を減らす使い方を意識すると良さそうです。
Q. 裏面の焦げ付きは、交換のサインですか?
A. 必ずしもそうとは限りません。
わが家のフェラーラも3年使ってきて、裏面に焦げ付いたような跡が付いていますが、これは外側の見た目の変化であり、調理面(内側)のこびりつきにくさとは別の話です。
色の濃いグレーなので目立ちにくいという面もあります。
気になる場合は、焦げを落とすお手入れを試してみるのも一つの方法です。
Q. 金属のフライ返しやヘラは使えますか?
A. はい、使えます。
フェラーラが採用しているグラニチウムコーティングは、耐摩耗性に優れているのが特徴で、金属製の調理器具にも対応しています。
一般的なフッ素樹脂加工のフライパンは金属NGのものが多いので、これは地味に嬉しいポイントです。
一方、バッラリーニのセラミックシリーズは、金属ヘラは推奨されていませんので、お気をつけください。
Q. フェラーラとトリノの違いは何ですか?
A. コーティングの性能は同じグラニチウムEXコーティングで、違いはハンドルの素材です。
フェラーラは樹脂ハンドルで軽量、トリノはステンレス製のステイクールハンドルでおしゃれな見た目が特徴です。
どちらもIH・ガス両方に対応しています。
Q. フェラーラとローマの違いは何ですか?
A. 性能は同じグラニチウムEXコーティングですが、熱源対応が違います。
フェラーラはIH・ガス両対応、ローマはガス火専用です。
ご家庭のコンロがIHの場合は、フェラーラを選ぶ必要があります。
まとめ
今回は、バッラリーニ フェラーラのフライパンを3年使ってわかったことと、種類の違い、気になる有害物質についてお伝えしました。
裏側の焦げ付きなどの変化や思ったよりも重いという正直な感想もありますが、安定感やこびりつきにくさは3年経った今も満足しています。
PFOAやPTFEという言葉だけを見ると不安になるかもしれませんが、何がどう規制されていて、何がフリーなのかを知っておけば、安心して選べる材料になると思います。
もし今、フライパンの買い替えを考えているなら、この記事が選ぶときの参考になればうれしいです。
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