お風呂タイムに彩りと癒しを添えてくれる入浴剤。
様々な形、香り、効能を持つものがあり、可愛らしい色と形のバスボールなどは子供にも大人気ですよね。
でもその可愛らしい入浴剤の成分をふと考えたときに、「皮膚に直接触れるものだけど、身体への影響は大丈夫かな?」「危険な成分は入っていないのかな?」と心配になることがあるかもしれません。
そこで今回は入浴剤の危険な成分と安全な成分、安全な入浴剤を選ぶポイントを徹底解説いたします!
入浴剤には危険な成分が使われている?!
タブレット状のシュワシュワ泡の出る入浴剤、「〇〇温泉の素」などと書いてある粉末状の入浴剤、溶けた後に子供が大好きなおもちゃが出てくるバスボールなどは、ドラッグストアなどでたくさん売られていて人気がありますよね。
しかしそういった入浴剤には人工香料・人工着色料・保存料などが含まれていて、こんな危険性があります。
- 長期的に使用することで皮膚を通して体内に蓄積し、健康を害する可能性
- 皮膚の痒み・発疹・喘息などのアレルギー症状を引き起こす可能性
これらの有害添加物は経皮毒と呼ばれます。
経皮毒とは?
皮膚(経皮)を通して身体の中に入ってくる有害物質(毒)
その毒は10日かかっても1割程度しか排出されず、残りは体内に蓄積されてしまうと言われている
入浴時は、全身の皮膚が入浴剤に触れます。
皮膚の中に入ってきてしまう有毒成分が、市販の人気入浴剤の中に含まれているのはなんだかこわいですよね。
さらに、人工着色料・人工香料の中の危険成分を詳しくご解説します。
タール系色素 (赤◯号などと表示) | 口にした場合には発がん性をうながし、外用した場合にはアレルギーの原因となるとの説が根強く見られる。 |
合成香料 | 化学物質過敏症を引き起こす可能性がある。 症状は頭痛やめまい、吐き気、目や喉の痛みなどがある。 |
プロピレングリコール | 医薬品や化粧品などの保湿剤としても使われている。 低量では人体への悪影響は少ないと言われているが、人によっては肌のかぶれや炎症を引き起こし、経皮毒を助長させる原因となる。 |
サリチル酸 | 皮膚の角質を柔らかくする効果のある物質。 少量であれば毒性は低いとされているが、アトピーやじんましんがある人には、症状が再発したり悪化したりする原因となる可能性がある。 また、吸入すると咳、咽頭痛、眼に対しては発赤と痛みを生じる可能性がある。 |
硫黄 | 浴槽と給湯器を傷つけてしまうおそれがある。 強い作用があるため子供やお年寄り、アトピーなど肌の弱い方は皮膚炎を起こしやすいと言われている。 |
このような成分が入っている入浴剤は健康を害すおそれがあるため、なるべく避けることをおすすめします。
これならOK♪入浴剤の安全な成分!
入浴剤に入っていても大丈夫な安全成分はこちらです!
炭酸水素ナトリウム(重曹) | お掃除をする時のナチュラル成分としても有名な重曹は、入浴剤にもよく使われているがこちらは人体に影響はないと言われている。 皮膚にたまった皮脂や角質を落とすので、肌をすべすべにする効果がある。 単体で「入浴剤」としても使用することができ、入浴後にはバスタブやバスボウルなどの「汚れ落とし」にも利用することができるため大変便利。 |
塩化ナトリウム(塩) | 高い温浴効果があり、冷え性の改善に有効とされている。 身体をぽかぽかと温めてくれるため、バスソルトを入れた湯船に浸かると発汗が期待できる。 皮膚のタンパク質と結合して肌に膜を作り、身体の熱を逃しにくくなり、肌を保湿する。 |
塩化ナトリウムはお風呂の配管を傷める可能性があるため追い焚きする時には気をつけてください。
不安な方は浴槽の説明書を確認したり、メーカーに問い合わせしたりすると安心です。
その他に、様々な種類の漢方薬や添加されている天然のエッセンシャルオイルも安全な成分です◎
安全な入浴剤を選ぶポイント徹底解説!
危険な成分を避けて安全な入浴剤を買うために気をつけるポイントをご説明します。
ポイントは「いつも裏面の成分を見て買うようにする!」ということです。
- 裏面の成分表示がシンプルで、わからない成分が載っていないか?
- 危険な成分が表示されていないか?
- 無添加、オーガニック表示はあるか?
これらに気をつけることが安全な入浴剤を選ぶ手助けになります!
「無添加」と書いてあっても、一部の成分が「無添加」なだけで他に危険な成分が入っているものもありますので、無添加に安心せずに裏の成分表示を良く見てみてくださいね。
まとめ
今回は、入浴剤の危険成分と安全成分、安全な入浴剤を選ぶポイントについて解説しました。
パッケージの可愛らしさや「温泉成分」「リラックス効果」「疲労回復」などの言葉につられて、ついつい買ってしまう入浴剤。
しかしその成分を見てみると、身体やこころの健康を奪ってしまう可能性のある成分が入っている入浴剤もあることがわかりました。
入浴剤を買う時はおもて面の魅力的な言葉やきれいな写真ではなく、まず、うら面をみることが大切です。
うら面を見て成分を確認し、「これなら大丈夫!」と自分が納得した入浴剤を買えると安心のバスタイムが実現できますね。
これから入浴剤を買う時は、ぜひ危険成分と安心成分に注目して安心安全の入浴剤を選んでみてくださいね。
おすすめの無添加入浴剤は「厳選!無添加の入浴剤おすすめ7選♪安心安全な入浴剤の選び方♡」で紹介しています。